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アール・クラークの壁

怪我人続出、チームの機能不全により低迷していたレイカーズに新しい風、光を見せてくれたヒーロー、アール・クラーク。
ドワイト・ハワードの大型トレードに巻き込まれ、半ば・・いえ、完全におまけでついてきた一人でしたが、ジョーダン・ヒルの離脱に伴って出場の機会が増え、縦にも横にも強いディフェンス、エネルギー溢れるリバウンド、レイカーズに来てから上達したジャンプショット、自分が持っている武器を出し切ってチームの勝利に貢献し、見事チャンスをものにしました。
そんな彼の試合を振り返っていきましょう。

彼が本格的に出番をもらい始めたのは年明けのHOU戦から。

vsHOU 5P 9R
vsSAS 22P 13R
vsOKC 10P 10R
vsCLE 13P 9R
vsMIL 6P 9R
vsMIA 6P 7R
vsTOR 14P 14R
vsCHI 12P 8R
vsMEM 11P 9R
vsUTA 7P 6R
vsOKC 11P 4R
vsNOH 20P 12R
vsPHX 5P 8R
vsMIN 13P 10R
vsDET 17P 10R
vsBKN 14P 12R
vsBOS 5P 7R
vsCHA 17P 10R
vsMIA 18P 9R
vsPHX 11P 4R
vsLAC 4P 7R
vsBOS 14P 16R
vsPOR 11P 5R
vsDAL 6P 6R
vsDEN 8P 1R

この期間内のアヴェレージ

11.2P 8.6R

あらためて見るとすごいですね。こんな成績を残せる人材が転がっていたことに驚きです。

突然ブレイクした選手に訪れるものは当然他チームの研究です。例外なく、クラークもだんだん研究されているように見えます。まあ、研究するほどオフェンスパターンが豊富なわけではなく、自ら突破するようなプレイスタイルではないので、単にマークが厳しくなったと見ればいいでしょう。

はい、他チームはクラークに対してどんな対応をしてきているのでしょうか。
出場し始めたころはただの人数合わせのようにしか見ていなかったのでしょう。クラークのマークマンが率先してヘルプに入っていました、いわゆる「クラークに持たせればいい、あいつが打ってくれればもうけもの」ディフェンスです。しかし、前評判では致命的に下手とのことだった外のシュートがそれなりに入ります。ミドルレンジシュートはリズムが肝心ですが、まわりにスターがいるにもかかわらず、フリーでボールを受けると気持ちよくシュートを打っていました。打点も高いので美しいです。スリーポイントもドフリーならば迷わず打ちます。
前評判通りではなかったのですが、嘘をいっていたわけではないようです。クラーク自身のシュート力の向上はレイカーズにきてからまわりに触発されてシューティングを始めた効果によるものです。そりゃあ、チームの頭が試合前に三時間シューティングするような人ですから、触発されますよね。

シュートがある程度入るんだと分かったのなら、相手チームもクラークがボールを持つとクローズしてきます。ただ、マンツーマンでぴったりつくようなディフェンスはバスケットではできないし、コービーが切り込んで敵を引き寄せるのでそれなりのシュートスペースはできます。そのスペースを利用してシュートを打ちます、それなりに決まりますが、ほっておかれたころと比べてクローズされてるぶん成功率は落ちます。
本来ならこれで成績が落ちるのがマークがきつくなった、ということなのですが、クラークはそこで終わりません。コービー、ナッシュのドライブに合わせてリングへ向かって走りこむ、いわゆるカットというプレイを覚えました。このカットというプレイ、簡単なものに見えますが、パスが通る場所、ボールキャリアの視線、リングとの距離など様々なものを考慮しなければならず、早々に効果的なカットはできないはずなのです。

が、

・クラーク自身の頭の良さ
・ジェイミソンという優れたカットマンの存在
・コービー、ナッシュの信頼

これらの要素により新たな得点パターンとしてカットプレイを確立させました。たとえパスがもらえなかったとしても、彼はそのままオフェンスリバウンドに飛んでいくので、流れとしては非常に効果的なプレイになっています。まあ、オフェンスリバウンドに飛んでいって戻りが遅くなってゴニョゴニョ・・っていうのもありますけど。

カットプレイは味方の突破が不可欠であり、様々な要素が絡むこのプレイはそうそう上手く決まるものではありません。ならば他にも得点パターンをつくらなければ・・・

といって編み出したプレイ、名付けて「ボール貰ってシュートフェイクしてドライブ」
これは最初からできたプレイではないです、というのもクラーク自身のスキルの問題ではなく、相手の問題です。ある程度ジャンプシュートが決まることがわかったので、相手はクラークがフリーでボールを受けるとクローズしに行きます。そこでホレ、ひょいっとフェイクをかましてやればあら不思議、相手は空へ飛んでいく・・・。
とまあそんなとこですが、そこから中に切り込むことも多くなってきました。しかし、何分でかいやつらの上からダンクをぶちかませるほどの跳躍力はないですし、レイアップでのフィニッシュ力も特別優れているというわけでもない。まあメタよりはレイアップ上手なので、それなりに入りますが。
そこからさらに進化して、フェイクでかわしてからドライブし、別の相手を引き付けてフリーの味方にパスという芸当もできるのがこの人、アールクラークなんです。
208㎝の高身長ながらここまでの器用なプレイができるプレイヤーは貴重です。どういう意味か分かりますか?彼はもしかしたらフランチャイズ、もしくはNBAを代表する選手になれる可能性を秘めているということです。そのためには自分一人で得点できるようなパターンを会得する必要があるのですが、今はその必要はないでしょう。

「すごい頑張ってるけど、この程度でそこまで将来に期待する?」
と思ってる方もいらっしゃるかもしれません、私が彼にここまで大きな期待を寄せる理由は、何も彼ぐらいしか希望ある若手がいないからではありません。決して目立つプレイスタイルではありませんが、私は彼に幾度かスターのオーラを感じたことがあるのです。
といっても私のような素人が感じることは屁のようなもので、分かりやすく言いますと、彼は上記のような優れたプレイをクラッチのしびれた場面でやってしまうのです。何度も言いますが、まわりには言わずと知れたクラッチプレイヤー、コービーブライアントとスティーブ・ナッシュがいるのにもかかわらずですよ。終盤、彼らよりも輝いていると思うこともあります。

また、彼はとてもハートが熱い選手で、そこにも好感が持てます・・・というか、コービーと同じにおいを感じます。自分自身が決めたときには涼しい顔をしているのに、仲間が素晴らしいプレイをしたときにはものすごい形相をして喜びます。本当に、フランチャイズを背負う選手としては最高のハートを持っていますよね。

ここまでオフェンス面での話をしましたが、彼が最も目立つのはやはりディフェンスです。リバウンドをたくさんとってくれるのは本当に助かりますが、何よりディフェンスでの穴が目立つLALで1on1であれだけ広範囲のアタッカーを止められるというのはすごいことです。
208㎝の人間が、どうしてジノビリをマークしているんですか?笑
本来SFの人間が、どうしてブルック・ロペス、KGをマークしているんですか?笑
怪我人の関係もあるのかもしれませんが、そこで相手を止めてしまうところがすごすぎです。
ブルックロペスとの対決は、パウが怪我をして急遽まわってきました。最初に三点プレイを決められるなどミスマッチをつかれますが、その後は手をあげた状態でディフェンスするなど効果的な方法を考えだし、クラッチでロペスにボールを集めてくるネッツの思惑を粉砕しました。ネッツ戦で勝負を決めるシュートを決めたのもこの人です。


なんともまあ誉めちぎったわけですが、この先彼はどんな壁にぶつかるのでしょうか。ここ2試合上手くいかない試合が続いていますが、これまでも調子の出ない試合はありました。しかし、彼はハードにプレイすることを忘れずに不甲斐ない試合を忘れるほどの素晴らしいプレイを見せてくれました。きっと彼は壁にぶつかったと感じたなら乗り越えるための努力をするでしょうし、その努力の積み重ねがいつのまにか彼をNBAのトップ層へと押し上げているかもしれません。これからもLALを見ていく私にとっては目の離せない選手です。
レイカーズはクラークを手放すようなことはしないと信じていますが。

それではハイライトをどうぞ
まずはvsSAS、彼が出場機会を得てさっそく結果を出した試合です。


そしてvsNOH、彼のクラッチでのアシスト2本はともに勝利に直結するものでした。決めた二人もさすがですが。


vsBKN、終盤パウの離脱を見事に埋めました。ディフェンス、オフェンスともに輝いた試合です。
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最近のレイカーズはトレードのおまけで来た選手が活躍してますね。
スパーズ戦のクラークはヤバかったですねレイカーズが勝っていれば完全にアールサニティが浸透してたかも(笑)

LAファンさん

ドワイト、クラーク、デューホンはそれぞれの形でチームに貢献していますよね、バイナムごときでこんなものが釣れたと思うと、やはりレイカーズのフロントは優秀なんだなあと感じてしまいます。
さすがに高望み過ぎますが、メタやブレイクでまたいいおまけを連れてきてもらいたいです。

感動しました…!

こんにちは管理人ねどばる様!
最近Backstage Lakersを見てアール・クラークに急激な関心を持ち、試合も1回目は試合の流れ(ボール中心、LALならコビー中心)に観ますが、2回目はクラークのプレイを中心に追いかけて観たりしているうちにどんどんはまってしまい、ついにはジャージをネットで購入してしまったNo.11と申します。
私も彼のプレイが大好きで(謙虚でひたむきな感じ。チャンスを物にする貪欲さ。ちゃんといて欲しいところにいて、打点の高いブロックやリバウンドするところなど)、昨年までのスタッツと今年のスタッツを見比べてすべてのポイントが進化していることなどもチェックして、「NBAプレイヤーでも努力すればどんどん伸びるし、ドラフトの時すでにスターの人もいれば、はじめはぱっとしなくてもスターに育っていく選手っていうのもいるんだな」と痛感して、彼の成長を大変楽しみにしているファンです(上から目線ですが)。
ねばどる様の記事、読むと感動してしまってウルウルしてしまいました。実は1/1のLALvs76ers戦を観に行っていたのですが(結構いい席でした!街全体を覆うLALファンの熱気にあてられ、NBAに一気にはまってしまいました)、その時は出場してなかったですし、(むしろサクレの熱い応援に感動してました)ベンチメンバーで名前も知らない選手だったのですが…これからも応援し続けます。
素敵な記事をありがとうございます!

NO.11さん

こちらこそ、素敵なコメントをありがとうございます。
若い選手が献身的なプレーでチームに貢献すると、他のベンチを温めている選手への刺激にもなります。
少ないプレイタイムでも、一生懸命プレイすればチームに貢献できるんだ。ロサンゼルスの解説者やファンは、献身的な選手が好きで、しっかりと評価するので、報われないことはないです。ここ二年はそういった選手が不足していたので、なおさらクラークのプレイは見ていて楽しいですよね。
全員が全員、ああいったプレイができれば強くなれるんでしょうかね・・・。
今年のチームは、そういった面では少し期待できると思うのですが。
プロフィール

ねどばる

Author:ねどばる
いらっしゃいませ。
このブログは、NBAチーム”ロサンゼルス・レイカーズ”を応援している人が、つらつらと気持ちを書いていくものです。
現在低迷中なので、プレーオフ出場を目指して精一杯応援していきます。

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